リラクゼーションセラピストは楽しい!そう思える瞬間

私は「リラクゼーションセラピスト」を職業としています。

身体をもみほぐすことによって血流を促し、筋肉を弛緩させるのですが、「病気を直す治療や医療」を目的としたマッサージとは違い、「人々をより健康にすること」を目的としております。

分かりやすく言うと、ー(マイナス)の状態を0(ゼロ)に持っていくのが医療、0の状態から+(プラス)に持っていくのがリラクゼーションの役割ですね。

予防医療の考えが定着していない日本では、まだまだリラクゼーションの良さが浸透していませんが、とてもやりがいがあって素晴らしい仕事だと思います。

しかし、「セラピスト」と検索をかけると「きつい」「大変」などといったネガティブな単語が出てくるのも事実。そりゃあ、どんな仕事にも大変な部分はつきものです。

今回は、そんなリラクゼーションセラピストを「やっていて良かった!」と思える瞬間や、「素直に楽しい!」と思える場面をまとめてみました。

セラピストで良かったと思える瞬間10選

もちろん、最初の1年ぐらいは大変なこと・辛いことも多いですが、セラピストは続ければ続けるほど信頼をためられるお仕事なので、嬉しいこと・楽しいことの方がだんだん多くなっていきます。

実際に、私がセラピストをやっていて良かった瞬間をまとめてみました。

①お客様が身体の変化を実感した時

「あぁ〜楽になった〜!」と肩をぐるぐる回しているお客様を見た時は、やはり嬉しい気持ちになります。飲食業や小売業と比べると、リラクゼーションは単価が高い=求められているサービスの質も高いので、その期待に応えられた!と実感できると嬉しいですよね。

60分や90分のコースで変化を実感していただけることはよくありますが、たったの15〜30分のショートコースでもご満足いただけた時は、「ヨッシャ!」と心の中でガッツポーズしてしまいます(笑)

最初の1年〜1年半ぐらいは、なかなかご満足いただけなかったり、自分も自信がなかったりするのですが、経験を重ねると自分の腕も上がってショートコースでもある程度の結果を出すことができます。

お客様をほぐしているうちに「あ!今ほどけた」「お!じわじわ緩んでるぞ」と実感できるようになるのが面白いです。

②暗いお客様が笑顔になって帰られた時

リラクゼーションサロンは基本的に疲れている人が来る場所ですので、お客様によっては怖い表情をされていたり、見るからにイライラしているような人もいらっしゃいます。まぁ、ごくたまにですけれどね。

そんなお客様が、帰る時に全然別人のような笑顔になって帰られた時は、自分でもビックリします(笑)「あの人、あんなに笑顔が素敵だったんだ!」と思うことはしょっちゅうあります。

無口で無表情なお客様は、たいていお身体もガチガチなのですが、そんなお客様にはお仕事の疲れをねぎらう言葉をかけたり、ちょっとした冗談を言って笑わせてあげると、一気に筋肉の緊張がほどけます。心と身体は密接に関係しているので、先に心を緩ませてあげると、身体もふわっと緩んでくれるんですね。

セラピストのお仕事は「心と身体をほぐす」ことです。心がほぐれなければ身体もほぐれませんし、その逆もしかりです。この二つが合わさって、お客様はご満足していただけるのです。

③嬉しい言葉をかけてもらえた時

「人対人」のお仕事ですから、お客様にご満足いただけた時はそのままストレートに褒めていただけるのがこのお仕事の嬉しいところです。BtoCのお仕事などでは、お客様の喜んでいる表情を見たり、直接褒められたりすることはなかなかありませんからね。

「上手ですね〜」「本当に楽になりましたよ」「助かりました」「またあなたにやってほしいなあ」等、今までかけてもらって涙が出るほど嬉しかった言葉はたくさんあります。形には残りませんが、それらの言葉全てが私の心の糧となり、成長のバネとなるのです。

単価が高いリラクゼーションサロンのお仕事では、新人の頃は「こんな高い価格に見合ったサービスが提供できているのかな・・・」「私の力量ではこんな額を頂くのは申し訳ない・・・」という気持ちになりがちです。

しかし、お客様が嬉しい言葉をかけてくださるというのは、あなたのサービスが値段に見合っていた、もしくは期待以上だったことの証です。そう思うと、自信も湧いてきますよね。

④指名をもらえた時

施術が終わり、お客様が次回のご来店の予約を取ろうとしている時、「・・・〇〇さんって、いついらっしゃるんですか?」と聞いてくださった時。これ、まさにセラピスト冥利に尽きる瞬間ではないでしょうか。

指名にはいろいろな意味が込められています。
「他の誰でもなく、あなたにやってほしい」
「あなたのサービスを信頼できた」
「これからも定期的にあなたに会いたい」等。

世の中のいろいろなお仕事を見回しても、「あなたにやってほしい」と言ってもらえる仕事ってそんなに多くないと思います。

SNSやYoutubeの発展を見てわかるとおり、これからは企業ではなく「個人」の実力が注目される世界になっていくと思います。セラピストは、まさに自分自身の信頼を集めて実力を積み、ファンを作れるお仕事だと思います。

⑤お客様からプレゼントを頂いた時

指名のお客様が増えてくると、差し入れやプレゼント、お土産をもらえることが増えてきます。

私が今までもらったことがあるのは、ディズニーのお土産、温泉旅行のお土産、地方のお菓子、シャインマスカット2房、ロイズの生チョコ、成城石井のチーズケーキ、軽井沢のジャム、お高い紅茶、ジュース屋さんのチケットなどです(笑)わたし宛に持ってきてくださることもあれば、「スタッフさんみんなで食べてください」とたくさんのお菓子を持ってきてくださる方もいらっしゃいます。

これって、当たり前のことじゃないと思うのです。
普通、旅行に出かけた時に「いつもお世話になってる美容師さんにもお土産買おう!」とはなりませんよね?(笑)

そう、プレゼントをくださるお客様は、お店を離れている時にもわたしたちのことを考えてくださっているのです。リラクゼーションサロンに来ることが生活の一部になっているからこそ、このような嬉しい気遣いをしてくださるのです。

⑥異動してもお客様が付いてきてくれた時

リラクゼーションサロンの規模にもよりますが、展開している店舗数が多いと、異動することもありえます。

近くの店舗への異動であれば、お客様がついてきてくれるのも分かるのですが、路線も地域も全く違うお店に異動になった場合でも、お客様がついてきてくれることがよくあります。

わたしも、元いた店舗から30分ほど離れた場所にある店舗に異動になったことがあるのですが、異動後にわざわざ受けに来てくれたリピーター様は7名もいらっしゃいました。「異動したらもう会えないんだろうな・・・申し訳ないな・・・」と思っていたのに、わざわざ受けに来てくださった時は本当に嬉しくてどうしようもない気持ちになります(笑)

なぜ、お客様はわざわざ追いかけてくれるのか。それは、身体をほぐしに行くことが主な目的ではなく、そのセラピストに会うことが目的になっているからです。指名もそうですが、「他の誰でもなく、あなたにやってほしい」と思っているお客様が付くと、そんな嬉しい現象が起きるのです。

⑦1日を終えて適度に身体が疲れた時

「セラピストは体力仕事」と言われておりますが、わたしが思うに、「デスクワークの方がはるかにしんどい」です(笑)

確かにセラピストのお仕事は身体を使いますし、慣れないうちはドッと疲れたりするものですが、身体の使い方がわかってくると全然疲労を感じません。

セラピストは施術で立ったり座ったり動いたりするので、適度に身体を動かすことになり、結果的に健康的です。デスクワークはほぼ座りっぱなしですが、その点でいうとデスクワークの方がはるかに不健康で、死亡リスクも高まります。

わたしは、本社での講習などで月に2,3回デスクワークの日があるのですが、その日は頭と目とお尻だけやたらと疲労を感じているのに、身体は動かしていないので疲れておらず、なんだかちぐはぐな感じがとても気持ち悪いです。夜もすぐに寝付けず、「あぁ、明らかに不健康だなコレ」と感じます。

セラピストの店舗勤務の日は、お客様と楽しいお話をしながら適度に身体を動かすので、1日が終わると心地よい疲労感を感じて、夜もすぐに寝付けます。身体を動かすと食欲も出ますしね。パソコン業務もそこまで多くないので、目がかすんだりお尻が痛くなったりすることはありません。

⑧お客様が施術以外のことを褒めてくださった時

もちろん、セラピストとして一番嬉しいのは「(施術が)上手ですね」と言われる時なのです。しかし、お客様によってはものすごく褒め上手で、施術以外のことを褒めてくださることがあります。

例えば、
・あなたと話してると元気が出てくる
・笑顔がとても素敵ですね
・このお仕事にぴったりな声質をお持ちですね
・手が温かくて、触れられるだけで気持ちいいです
・さすが、身体のことについて詳しいですね

など。セラピストとして必要とされるのは、手技のスキルだけでなく接客の力や身体の知識、思いやりの気持ちなど様々です。また、声質や手の温かさ(モチモチ具合)など生まれ持った長所もお客様に喜ばれる要素なので、そういった強みを持っているセラピストは強いですね。

⑨後輩に尊敬される時

このお仕事は、未経験でも(研修などを経れば)始められることが多いので、敷居が低い分すぐに辞めてしまう人も一定数います。ですので、お店によっては経験を3,4年積んだだけでもかなりの信頼を得ることができます。

右も左も分からない新人セラピストにとっては、もうすでに3,4年の実務経験を積んだスタッフは「ベテラン」に見えます(笑)それもそのはず。そのぐらいの経験を積めば、指名のお客様が一定数いることが多いですし、新規のお客様をご案内するのだってまるで呼吸をするようにスムーズにできるようになりますからね。

「どうしたら指名をもらえるんですか?」「手技のコツを教えてください!」など、後輩セラピストに頼られることも多くなってきます。場合によっては新人教育も任されるようになるでしょう。やはり、自分のことを尊敬してくれる後輩がいるというのは嬉しいことですし、後輩たちに恥じぬようより一層頑張ろう!という気持ちにもなりますよね。

⑩自分の成長を実感できる時

リラクゼーションセラピストという仕事は、施術やコミュニケーションの力が試されるので、どちらかというと右脳型のお仕事だと思います。しかし、その実力は数字で判断されることがほとんどです。

指名の件数、月間個人売上、客単価、時間単価など、実績は全て数値化されますので、怠けていたり努力を怠ったりするとすぐに結果として現れてしまいます。

逆に言うと、努力の結果はしっかり数字に反映されていくので、数字を追うことがモチベーションにもつながります。「先月よりも指名数が5件増えた!」など、目に見えて成長を実感できた時は本当に嬉しいです。そういった実績がお給料にも反映されるお店であれば、さらに頑張る気持ちが湧いてきますよね。

職人気質の方や、チームプレーよりも個人プレーの方が好きな方は、こういった自己成長を感じられる瞬間がモチベーションになるのではないかと思います。

やりがい・生きがいになる「セラピスト」

セラピストで良かったと思える瞬間を10項目挙げてみました。

こうやって、改めて文章化すると「セラピストっていい仕事だな〜」と実感しますし、今後もこのお仕事を続けていきたいと強く再認識しました。

これからセラピストになろうと思っている方、セラピストになりたてて不安がいっぱいの方でも、毎日誠心誠意お客様に向き合っていれば、以上のような幸せな瞬間を感じられるようになります!ぜひ、めげずにトライし続けてくださいね。

日常

Posted by maijoy0209